F4は世界に通用する!イタリアGTで優勝の根本選手、FIA-F4では東京トヨペットとタッグ!【SUPER GT2016】

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最後に根元選手にFIA-F4とランボルギーニのGT3マシンとの違いをうかがってみました。

「車重とタイヤが大きな違い。でもランボルギーニはよく止まるし、よく曲がる素晴らしいクルマでした。高価なクルマなのでビビッていましたが、乗りやすさのおかげでいい成績が残せました。初めてのツーリングカーでもタイムを出せたのはシミュレータートレーニングなどチームサポートのおかげもありました」

「FIA-F4はかなりクセの多いクルマだと思いますが、これを乗りこなすことができれば他のカテゴリーに移行するのはスムーズではないかとは思います。それと体重の軽い選手の方が有利な面もクセのひとつかもしれません。基準体重があって、それよりも軽い選手はウェイトを積むのですが、そのウエイトをバランスのよい場所に置くことでマシンの特性を変化させることができるのです」

「身長が高いとどうしても落とせる体重に限界がありますが、それを言い訳にするつもりはありません。自分の弱点は見えているので、それを克服してフォーミュラーでも活躍できる選手になっていきたいと思います」

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海外での優勝でも驕り高ぶることなく、国内の課題を解決して次へのステップを駆け上ろうとする根元選手。来年の動向が今から気になります。

(写真・文:松永和浩 イタリアGT写真提供:根本悠生)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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