今回の新型CX-5では、「高速道路でも全席で快適に会話できる」というのが分かりやすい成果とのこと。高い静粛性を実現するために、「音源の抑制」、「キャビンへの音の侵入を遮断」、「吸音による残響音の抑制」の3つを掲げています。
たとえば、ワイパーをフロントフード上端部よりも低い位置にすることにより、正面から侵入してくる風騒音を抑制しているほか、ピラー曲率の見直し、ドアのゴムシールの見直しや段差、隙間の低減をすることで風切り音などの音源を抑制しています。
見た目で分かりやすいのがワイパー。先代はボンネットの上から少しワイパーがのぞいていますが、新型ではボンネットラインよりも下に配置され、風の乱れを抑えることで音の抑制につながっているそうです。
ほかにも、フロントスクリーンのガラス板厚を向上さているのをはじめ、フロントのサイドガラスの遮音膜の設定、フロアアンダーカバーの吸音化などが盛り込まれています。