オープンにするだけで楽しさが倍増するイヴォーク・コンバーチブル

さらにウェストラインが高くバスタブに潜り込んだような着座感というのもあって、屋根を開けても思いのほかプライバシーが保たれるような気がします(もちろん、そのスタイリングとSUVの4座オープンという希少性から周囲の目を惹きますが)。

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240ps/340Nmの2.0L直列4気筒ターボと9ATの組み合わせは、首都高速の上り坂でも力強くてスムーズで、スペックに恥じない走りを披露してくれます。

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屋根を開けた状態でもサイドウインドウを上げた前席なら風の巻き込みも抑制され、開放感を味わいながらの走りは思わず笑ってしまうほど楽しいものがあります。

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屋根を閉めれば防音対策が施されたソフトトップにより、キャビンは十分に静か。快適な移動もこなしてくれそう。

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もちろん安全性にも配慮されていて、リヤクォーターパネルに展開式のロールオーバーバーを内蔵。こちらは2本のアルミ製バーが90ミリ秒で作動するもの。ほかにも、自動緊急ブレーキやレーンディパーチャーウォーニングなども設定されています。

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価格は765万円と安いとは言えない価格設定、さらに嗜好性もあって誰もが手を出せるモデルではないものの、悪路走破性も高く、「実用的で文句なく楽しいSUVは?」と聞かれると最初に名前が挙がる存在になりそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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