求む、アイデアのあるスタートアップ!トヨタの「オープンイノベーション」が開始

トヨタがオープンイノベーションプログラム『TOYOTA NEXT』を始めます。

高齢化・少子化など日本にある様々な課題を解決するソリューションを広く求めるもので、トヨタと個人や組織、企業がタッグを組んで、サービスを共同開発していくというものです。

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WEBによる公募形式でアイデアを集めるという『TOYOTA NEXT』。そのテーマは次の5つとなっています(テーマ外での応募も可)。

1.全ての人の移動の不安を払拭する安全・安心サービス
2.もっと快適で楽しい移動を提供するクルマの利用促進サービス
3.オーナーのロイヤルティを高める愛車化サービス
4.トヨタの保有するデータを活用したONE to ONEサービス
5.全国のトヨタ販売店を通じて提供するディーラーサービス

開発するサービスにおいては、トヨタの持つユーザー情報やディーラーネットワーク、製品の提供も可能となっています。つまり、トヨタの資産と予算を活かして、クルマに関する新サービスをローンチする絶好の機会というわけです。

たとえば、スマートフォンによってカギの開け閉めができる「スマートキーボックス」といった、カーシェアリングなどで使えるハードウェアを利用したサービスも開発可能なのです。

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書類応募は2017年2月20日まで。サービスリリースは2017年8月以降というプロジェクトとなっているのも、いかにもオープンイノベーションらしいスピード感といえそうです。

(写真・文 山本晋也)

【関連リンク】

トヨタNEXTサイトURL
https://toyotanext.jp/

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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