FIA-F4もてぎ3連戦。2016年のシリーズチャンピオンは17歳の宮田莉朋!

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12日のSUPER GT第3戦終了後に開催された第13戦は完全なドライコンディション。

スタートはポールポジションの大湯選手が出遅れ、2番手の宮田選手がイン側から、3番手の9号車 阪口晴南(さかぐちせな)選手がアウト側から大湯選手をかわして前へ出ます。

宮田選手は阪口選手をⅠコーナーで抜き、2コーナーをトップで抜けますが、3コーナーで再び阪口選手がトップ、その後の5コーナーでは大湯選手が宮田選手をかわし、宮田選手は3位後退と、1周目から激しいバトルが展開。

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大湯選手と宮田選手はチャンピオン争いがかかっているだけに、その後も激しいバトルを展開します。5周目の第1コーナーでは宮田選手が大湯選手を抜き2位に浮上。

7周目には宮田選手は阪口選手をとらえるも、両者接触。宮田選手は右側のフロントウイング翼端板を失います。そこに大湯選手が襲いかかり2位浮上。しかし翌周の90度コーナーでコースアウト。すぐに復帰しますが宮田選手が前に出て再び2位へ。

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その後も宮田選手は猛追しますが、阪口選手が今期初優勝でチェッカー。2位に宮田選手、3位に大湯選手が入賞し、ポイントランキングは宮田選手142ポイント、阪口選手138ポイント、大湯選手125ポイントでこの時点でもまだチャンピオンは決定しません。

第14戦は第6戦のベストラップで予選順位が決まるため、チャンピオン争いの3名は後方からのスタートとなるために、どこかで大きくジャンプアップを果たさないと宮田選手のチャンピオンが優勢となります。

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第14戦は13日、SUPER GT最終戦の予選後に行われました。ポールポジションは16号車篠原拓朗選手。WEC世界耐久選手権 富士6時間レースでグリッドボーイに抜擢されるなど、成績としては現われていませんが、一発の速さの面では注目の選手です。

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2番グリッドは第6戦で3位となった平木湧也選手。8月7日の富士、第10戦で優勝した経験もあり今戦では大注目。

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3番グリッドは第6戦で2位となった河野駿佑選手。

チャンピオン争いの3選手は大湯選手が20番手、宮田選手が25番手、阪口選手が33番手とかなり後方からのスタートとなります。

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第14戦で好スタートを切ったのは平木選手。第1コーナーまでにトップに躍り出ます。

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しかし最終戦ともなると各選手がヒートアップ。オープニングラップのヘアピンでアクシデントが起こりいきなりセイフティーカーが導入されます。

リスタートを切ったのは3周目、平木選手はトップを維持しますが、篠原選手は1秒未満で平木選手を追い、かなりの接近戦でプレッシャーを与え続けます。

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この接近戦に50号車 澤田真治選手が加わり、3台が1秒未満の争いで周回が進んでいきますが、どれも前を走るマシンを捕まえるにいたりません。

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結果的に3台が接近戦を繰り広げながらも順位が変動せず、平木選手がトップでチェッカーをくぐります。

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平木選手にとっては今期2勝目。

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この3連戦でただ一人、複数回(2回)の表彰台となりました。

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チャンピオン争いは大湯選手が10位、宮田選手が11位と大湯選手が前に出ましたが、ポイントは1ポイントを獲得したにとどまりポイントランキングは変動なしで、宮田選手が2016シーズンのチャンピオンとして名を刻むこととなります。

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今シーズンは8月の富士3連戦で最年少優勝と最年少連勝記録を果たした宮田選手が、最年少でシリーズチャンピオンを獲得という、ヤングバトルが繰り広げられるFIA-F4らしい展開となりました。

来年も新たなヤングファイターが多数登場することが期待されるFIA-F4。楽しみなレースシリーズですので、皆さんもSUPER GTとともにぜひご観戦、応援をお願いいたします。

(写真・文:松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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