マツダCX-5の開発者に聞いた、新型CX-5の本当の狙いは?

ここ数年、ロサンゼルス・ショーの目玉といえば、マツダのクロスオーバーという印象だ。一昨年はコンパクト・クロスオーバーの「CX-3」を発表し、昨年は3列シートのクロスオーバー「CX-9」を発表した。そして今年は、マツダの大黒柱として、販売台数の約1/4を占める「CX-5」がブランニューとなった。

cx5_la_show_001

初代はスカイアクティブ・テクノロジーを軸に、ものづくり革命とともに、従来のクルマ作りを刷新するほどの内容だった。ミドルサイズSUVという新しいカテゴリーに進出するとともに、手の届く価格帯でクリーンディーゼルを搭載するという話題満載のモデルだった。なにしろ、当時のマツダはSUVに強いというイメージは乏しかった。もちろん、ディーゼル乗用車の実績も乏しかった。あ、「ボンゴ」や「タイタン」にはディーゼルがあったけど、ね。ところが、わずか3年の間に、マツダはSUVのフルラインナップ・メーカーとなった今から思い返すと、少々、違和感を覚えるほどだ。事実として、「CX-5」におけるディーゼル車の販売比率の高さは、マツダとしても予想外の展開だったらしい。

cx5_la_show_005