ボールのような「Eagle-360コンセプトタイヤ」がタイム誌の「2016年ベスト発明品」に選出

今年はグッドイヤーの「Eagle-360コンセプトタイヤ」を含めて25点が選ばれました。ほかにはバーチャルリアリティ対応ヘッドセット、自動で靴ひもが締まるスニーカー、テスラとソーラーシティが共同開発した屋根用タイル一体型ソーラーパネル、シボレーの電気自動車ボルトなどが選出されています。

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「ベスト発明品」に選ばれたことについてグッドイヤー主席技術担当者ジョー・ゼコスキー氏は、「自動運転車が普及すると、ドライバーの操作場面が徐々に少なくなり、運転への介入機会が減少し、路面に唯一接するタイヤの役割はますます重要になります。そんな未来において、グッドイヤーのコンセプトタイヤは大きな役割を担っています」とコメント。

さらに「既存概念にとらわれない自由な発想を形にして、次世代のテクノロジーを検証すること。Eagle-360は未来を見据えたコンセプトタイヤではありますが、弊社のイノベーション戦略のエッセンスを象徴するタイヤであり、グッドイヤーが見据えるスマートで安全なモビリティを表現するタイヤです」と語っています。

グッドイヤーのEagle-360は球体の形状をもつコンセプトタイヤで、自動運転車に究極の操作性と接続性を提供し、自然界の生物の機能を模倣した技術(バイオミミクリー)を取り入れて、安全性も高めるとしています。

なお、詳細な技術については動画でも公開されています。

(塚田勝弘)

【関連サイト】

タイム誌が選ぶ2016年ベスト発明品の全25品
http://time.com/4572079/best-inventions-2016/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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