アメリカのニュースマガジン「TIME」が選ぶベスト・イノベーション・オブ・2016に、グッドイヤーのコンセプトタイヤ「Eagle-360」が選ばれました。
タイヤといえば黒くて丸いと表現されることもありますが、この「Eagle-360」は筒状の丸ではなく、球状のタイヤ。2016年のジュネーブモーターショーで公開された、そのユニークな球形タイヤは自動運転時代を見据えた次世代モデルとして生まれたものです。
磁力によってクルマとつながっている4つの球形タイヤは、それぞれが別の向きに回転することにより、従来では考えられない挙動を実現します。プロモーションムービーにもありますが、真横に動くというのもお手の物。そのほか、ウェットとドライといった路面に応じてゴムの特性を最適化するといったテクノロジーも搭載されることが想定されています。
まさに2016年を代表する発明にふさわしい新しいアイデアが詰まったコンセプトタイヤ。なお、タイム誌が選んだ発明品は25点で、モビリティ関係ではシボレーの電気自動車「Bolt」や自転車用の折りたたみヘルメットなどが選ばれています。
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