見た目こそハロゲンヘッドライトにスチールホイール(16J×15)など、華やかさとは言いがたいものがありますが、乗ってみると相棒として「これで十分!!」と思わせるものがあります。
乗り味はリヤサスペンションがトレーリングアーム(最上級のHighlineは4リンク)ということもあってか、微細な揺れを少し伝えてきます。
また、1.4L車と比べると、速度を上げていくペースは当然遅くなりますが、7速DSGの素早い変速もあってパーシャル域から強めに踏み込むとターボの助けにより「1.2Lなのによく走る!」と思わせる力強さもあり、街中中心であれば流れをリードするのも難しくありません。
最大のインパクトは国産車が青くなりそうな249万9000円という価格。Cセグメントでは今年日本に上陸したばかりの1.6Lディーゼルターボを積むシトロエンC4がアドブルーを採用するのにも関わらず279万円という値付けとなっています。この2台がCセグメントのコスパの高いモデルといえそうです。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)