■高速道路ではキャンバスルーフが効果的
続いて、首都高速に乗り入れました。料金所からアクセルを踏み込むと、軽ではありますが、気持ちよく加速していきます。アクセル全開でのシフトアップは、やっぱり理屈抜きで楽しいですヨ。中回転トルクが太いので加速や追い越しも楽々。高速道路でも日本の法定速度以上のパフォーマンスを有していると実感しました。
ただ小さいボディの哀しさなのでしょう。高速でのオープン走行は、速度に比例して風の抵抗でボーボー音が高まるため、高速巡行中はあまりオープンにする必要性を感じませんでした。
そこでPAに入って、ボンネット内からルーフを取り上げて、ルーフにくるくると装着すると、仕立ての良いキャビンに早変わり。ルーフはキャンバス仕様ながら骨組みがガッシリしているため、室内は予想以上に静かで、高速クルージングが快適になりました。これにはリアに隔壁を備えたタルガトップ形状が、相当効いていると思います。
ちなみにルーフの有無で、乗降性は全く異なります。ルーフ付きのキャビンになると、当然体が通るスペースが激減する訳でして、体の固い中年オヤジにとって乗り降り動作はちょっこし苦行になっちゃいましたネ。
次は、房総ドライブ編に続きます。
(星崎 俊浩)