何がいいって、まずは登場する2人。力の入っていないユルーイ感じがいい。オシャレなんだけどオシャレすぎない。すべてが自然体。旅のスタイルもクルマのチョイスも同じ。
そしてこの人たち、サーファーの癖してメッチャバイクが上手。「いゃ、あんたらサーファーなんだからバイクはもう少し下手くそに乗ってよ。ライダーの立場ないじゃん」って思ってしまいました。
しかもジャングルの奥深いサーフィンのスポットにはバイクにボードを取り付けてノーヘルTシャツ、裸足でジャングルの中を走って行ったりします。
ユルさの極致。サンダルを履くみたいな気楽さでバイクに接している雰囲気が最高にいいんですよ。
もちろんこの2人、そんな時は無茶な走りなんてしてません。サーフィンとバイク、旅がしたくてたまらなくなる。
たぶんこの映画を見たらサーフィンもしたくなるしオフロードバイクにも乗りたくなるしバイクのカスタムもしたくなるし古いクルマも欲しくなります。そして何より旅に出たくなります。
それでいいんです。バイク好きな若者ってそういうものです。サウス・トウ・サイアンを見て「オレも人生思い切りエンジョイしてぇ」って叫んでください。
サウス・トウ・サイアン(South to Sian)と同時公開されるサーフィン映画「FISH」も見逃せません。こちらは完全にサーフィン映画でバイクは登場しませんが、サーフィンに興味がある人にはおすすめのサーフカルチャー映画となっています!
(ライター:後藤 武/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン)
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