ヤンマーのトラクター「YT3シリーズ」が、日本デザイン振興会主催の「2016年度 グッドデザイン賞」を受賞しました。
トラクターというと、従来ではデザイン性よりも実用性重視で無骨なイメージがありました。
ところが、今回グッドデザイン賞に輝いたヤンマーの「YT3シリーズ」では、一体プレス工法のフルラウンドキャビンを採用して、すべての方向の視界性を向上しながら、トラクターのデザインにスマートさを取り入れた新しいデザイン・トレンドを示しています。
さらに、運転席の右側部分に運転操作に必要なモニターや操作レバーをまとめて操作性・作業性を向上するように配慮した点も今までのトラクターにはなかったことです。
こんなカッコいいトラクターでこそ、農業という仕事のイメージをスマートに転換できるというものです。
それもそのはず、この「YT3シリーズ」のデザインはイタリアのピニンファリーナ社などのカロッチェリアでも活躍した奥山清行氏の「KEN OKUYAMA DESIGN」が担当しているのです。
「YT3シリーズ」のカッコ良さが、若者の農業離れを防止して、高齢化と就農者の減少に悩む日本農業の救世主となることが期待されます。
(山内 博・画像:ヤンマー)