ブランド価値の伸び代で見ると、日産、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、アウディ,フォード,キア 、BMW 、ランドローバー,ヒュンダイがブランド価値において2桁台の成長を遂げていることが判ります。
インターブランドによると、トヨタ自動車は長期的な視点からの事業戦略とデジタルを活用したブランド訴求が、市場・顧客からの「信頼確実度」上昇に貢献しており、カンパニー制導入等により施策意思決定の柔軟化・迅速化が実現されつつあるとしています。
また、「存在影響度」が高い点も特徴的で、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の確立、86やFJクルーザーなどドライブの愉しみを提供する製品開発、クルマ文化を発信する消費者とのデジタルコミュニケーション、AIの研究開発を行う新会社の設立、新興国の小型車需要に応えるダイハツの完全子会社化等で際立ったブランドと認識されているようです。
一方、ホンダがランクダウンしている背景については、品質問題に対する「変化対応度」、「信頼確実度」、「将来収益の見通し」が、ブランド価値の低下に影響していると分析しています。
こうした厳しい目でブランド価値が評価されるなかで、トヨタ自動車が1位のアップル、2位のグーグル、3位のコカコーラ、4位のマイクロソフトに続いて5位にランクインしたことは、世界が最も注目している自動車メーカーと言って間違い無さそうです。
(Avanti Yasunori・画像:Interbrand Japan)
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