新聞報道によると、国土交通省が「ETC2.0」搭載車を対象に、高速道路で途中下車し、「道の駅」を利用後、再度乗り直しても利用料金が割高にならない新制度を2017年度に導入するとしています。
本来、高速道路のSA(サービスエリア)は50km程度の間隔で設置するのが基本となっているそうですが、現在でも整備されていない路線があることから、国土交通省が対象路線で新たに「ETC2.0」のメリットとして付加するもの。
地元の特産品などを販売している「道の駅」利用者が増えており、地域の活性化に寄与するほか、ドライバーの疲労回復にも繋がるため実施に踏み切ることにしたそうです。
具体的には、道の駅の入り口と出口にクルマと送受信を行う「ETC2.0」通信ポイントを設置、利用時間などを自動的に証明する仕組み。
これにより、高速道路外に出ている時間が規定内だった場合に通行料金が割高にならずに済むという訳です。
同省は今年度中に実証実検を開始する計画のようで、既に北陸自動車道の一部区間で、給油で高速道路から降りても割高にならない実験を行っているそうです。
こうしたサービスを受けるには「ETC2.0対応車載器」が必要になるため、再セットアップが必要な場合は、無料サービス期間内に済ませておいた方が良さそうです。
(Avanti Yasunori・画像:ITSサービス高度化機構)
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