そのレーシングマシンたちと様々のミュージシャンが奏でる音楽がコラボレーションを果たしていくのがDream Drive Dream Live 2016。まずは昭和歌謡を今に伝える「東京大衆歌謡楽団」。
東京大衆歌謡楽団の曲に合せて颯爽と走り出したのがクラウンRSD。もう60年も前のクルマとは思えないほどの速さに驚きを隠せません。
演奏が終わると、今度はトヨタスポーツ800、トヨタ2000GTなどが、このイベントのプロデューサー、レーサー鹿島さんにより紹介されていきます。
やはり圧巻だったのはトヨタ7。50年前に5リッターで500馬力を発揮したレーシングカーは、今もってしても大迫力!
また、現代のレーシングカーということで、気軽に参加できるナンバー付きレーシングカーも紹介されていました。
そして再び演奏が始まります。「藤澤ノリマサwith枝並千花」はポップオペラの第一人者である藤澤ノリマサさんとヴァイオリニストの枝並千花のユニット。
この演奏に合せてLF-Aが走行を始めるのですが・・・。
走行が終了したかと思うと寄り添うようにステージ前に停車。ヤマハがチューニングしたと言われる管楽器のようなエキゾーストノートを藤澤ノリマサさんの歌声に合せて奏でます。もうコラボというよりはセッション。ドライブした木下隆之選手が奏でるアクセルワークの絶妙さにしびれました。
「藤澤ノリマサwith枝並千花」とレクサスLF-Aのセッションを堪能したあとに現れたのがWRCで活躍した2台のセリカ。
走行イベントの最後を締めくくるにふさわしいバトルに観衆は大興奮!
そんな興奮を鎮めてくれたのがLIVEタイムに登場した「Sky’s The Limit」。沖縄で活動し、今年の8月にメジャーデビューを果たしたというアカペラボーカルユニット。
その静まった興奮が再び目覚めたのが、LIVEを締めくくった華原朋美さん。
あの歌声が、こんな間近で聞くことができるなんて幸せ以外のなにものでもありません!
好天にも恵まれ音楽とレーシングカーを一度に体感した、というよりも、音楽とクルマの新しい関係性と楽しみを味わったイベント「トヨタ モータースポーツスペシャルイベントDream Drive Dream Live 2016」。願わくば定期的に開催していただきたいイベントです。
(写真・文:松永和浩)