アストンマーティンがマリン分野にも進出。プレミアムなパワーボートを発表

このAM37の研究開発にはアストンマーティンからデザイナーやクルマの製作に携わっている熟練工が参加し、研究・開発に2年の歳月が費やされました。

デザインチームは造船技師集団のモジュラーデザインと密接に協力し、プロジェクトを慎重に検討。そして熟練工の経験や技術はオランダのクインテッセンス・ヨットの手により革新的なパワーボートへと移植されています。

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AM37のエクステリアに設置されたラップアラウンド・ウインドスクリーンは一枚のガラスで製作され、美しい曲線を描いています。また、ダッシュボードにはアストンマーティンの最も先進的なスポーツカーのスタイリング要素が反映されたカーボンを採用しています。

さらにステアリングホイール、スロットルハンドル、光沢メタル製ジョイスティックといった操作系には高品質のレザーを採用するなど、クルマと同じこだわりが感じられます。

Aston Martin - AM 37 AM 37

AM37には2つのバージョンが用意されていて、スタンダードのAM37は、マーキュリー製の370psを発生するディーゼルエンジンもしくは430psを発生するガソリンエンジンを選択でき、予測最高速度は45ノット(約83.3km/h)です。

高性能バージョンのAM37Sは、520psを発生するガソリンエンジンが搭載され、予測最高速度は50ノット(約92.6km/h)に達します。

Aston Martin - AM 37 AM 37

クルマの世界では最高のラグジュアリーブランドという地位を確立しているアストンマーティンが、このAM37により、ボートにおいてもクルマ同様に最高のラグジュアリーブランドとしての地位を確固たるものにするのも時間の問題かもしれません。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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