そんな中、投入されるトヨタC-HRのデザインコンセプトは、「センシュアル スピード-クロス」。スピード感あふれるボディや、SUVのたくましい足まわりが表現されているほか、質感、形状、色など細部にこだわり、大人の感性に響くデザインが追求されています。
インテリアは、大人にふさわしい空間に仕上げられています。インパネからドアトリムまで繋がるソフトパッドや金属調オーナメントなどにより、広がりを演出。また、メーターを中心とした操作パネルをドライバーに向けて配置し、あらゆる運転操作をスムーズに行えるよう、直感的に操作しやすいレイアウトとしています。
走りのコンセプトは、「我が意の走り」。TNGAの取り組みのさらなる進化により、低重心パッケージや高いボディ剛性を実現し、優れた操縦安定性、快適な乗り心地を達成したそうです。発売前の走行テストでは、欧州をはじめとする世界の様々な道や国内外のサーキットに出向くなど走りを徹底的に鍛え上げています。
また、コンパクトSUVで気になる取り回しについては、最小回転半径は5.2mとすることで、コンパクトなハッチバック並の取り回しの良さを実現。
全高は立体駐車場に駐車可能な1,550mmに抑えながら、室内長1800mm、室内幅1455mmという広い室内空間が確保されています。また、1280mmの高めのアイポイントに加えて、Aピラーのスリム化、ドアミラーの取り付け位置の工夫などにより、優れた視認性を確保したとしています。
安全装備は最新モデルらしく、歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、全車速追従機能付のレーダークルーズコントロール、レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)、オートマチックハイビームをセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」が全車に用意されるほか、ブラインドスポットモニターやリヤクロストラフィックアラート、クリアランスソナー&バックソナーなども設定。
あとは燃費や価格がどうなる気になるところですが、プリウスに迫る燃費や戦略的な価格設定がされれば、プリウス、アクア、シエンタに続く同社の柱になりそうです。なお、発売に先駆けて、11月26日(土)に富士スピードウェイで先行試乗会が予定されています。
(塚田勝弘)