このところ、動画サイトへの投稿が増えたことで人気が高まっている360°動画。
カメラやOA機器メーカーの「リコー」が2013年11月に発売した、世界初の全天球イメージを撮影できる小型カメラ「RICOH THETA(リコー シータ)」の登場で、映像表現の世界が飛躍的に進化しました。
超小型魚眼レンズをカメラの表裏に2個装備することで、真の全天球画像の撮影を可能にしたもので、カメラ本体は僅か100g以下の小型・軽量設計になっています。
シャッターを1回切るだけで、撮影者を取り囲む全天球のイメージを簡単に撮影することが可能で、画像をWi-Fi経由でスマートフォンに転送すれば、専用アプリで閲覧できるほか、専用ウェブサイト「theta360.com」にアップロードすれば、FacebookやTwitterなどのSNSで動画を共有することもできます。
何が面白いかというと、動画再生時にスマートフォンの画面を指先で自由に動かして360°全方位見渡すことができる点で、もちろんパソコン上でもYouTubeなどの動画共有サイトにアップロードされた動画で同様に楽しむことができます。
さらには角速度を検出するジャイロセンサー搭載のスマートフォンで閲覧した場合、スマホの動きや向きにシンクロして映像の視点が変わるのもポイントの一つ。