新型プリウスPHVは、オリジナルのプリウスと顔もお尻も違う!

もちろん、透明アクリル樹脂のフロントグリル、リヤでは「ダブルバブルウィンドウ」とCFRP製のリヤゲートもPHV専用です。CFRP製バックドアを採用することで、サイドのトリムを廃止し、後方視界をプリウスよりも+1.7°として、よりワイドな視界を得ています。

prius_phv_11

前後ドアパネルはPHVもプリウスも同じで、前後タイヤハウス付近の外板パネル(前後ともに切り込みがある)も同一です。

prius_phv_08

なお、4眼LEDのヘッドライトユニットは、FCVのMIRAIと同じで、プリウスPHVの精悍な顔つきに視覚的にも大きく作用しています。

prius_phv_06

内装では、縦型の11.6インチT-Connect SDナビゲーションの有無、両サイドのエアアウトレットがプリウスとPHVの大きな差になります。なお、プリウスPHVの廉価グレードは11.6インチのディスプレイがレスとなるため、この状態だとプリウスと同じ。

prius_phv_07

シートでの最大の違いは、PHVの後席が2人掛けという点で、シートそのものはプリウスと同一だそうですが、左右席の間のコンソール部分が異なっています。

ラゲッジでは、リヤオーバーハングが延びても駆動用バッテリーの床下配置により容量が減り、荷室フロアも高くなっていますが、ゴルフバッグが2セット(サイズやタイプによる)積載できるそうです。

prius_phv_18prius_phv_19

ほかには、充電用リッドやリヤのエンブレムの有無などもPHVとプリウスの差となっています。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる