FXを見て慌てて開発をスタートさせたもんだから、スズキもヤマハとほとんど同じスピードでバイクを作りました。
それがGSX400F。つまり2気筒のGSX400Eは中継ぎとして。裏で4気筒の開発も進めていたわけです。
XJ400Eに少しだけ遅れて登場したわけですが、世の中的にはもうすでに4気筒見飽きているので新しいバイクが出てももう騒がない。ちょっと可哀想なタイミングのバイクになってしまったわけです。
まあこのバイク、実際に乗ってピンときませんでした(あくまで当時の私の主観です)。エンジンの抵抗が多くてガサガサいっているフィーリング。回り方もちょっと重苦しい。
馬力はXJRと同じ45馬力でクラス最強だったけれど、なんか「本当かなぁ」っていうくらいもっさりとした感じだったわけです。たぶんセールスも400マルチの中じゃあ良くない方だったはず。