聖地・青山で見つけたホンダ・スーパーカブの新旧カスタム車たち【第23回カフェカブミーティングin青山】

■ホンダ・スーパーカブの注目カスタムマシンをピックアップして紹介!

●第23回カフェカブミーティングin青山

EVENT DATA
・開催日:2019年9月14日・15日
・場所 :Hondaウエルカムプラザ青山(東京都)
・主催 :カフェカブ運営事務局

ホンダの本社ビル1F、Hondaウエルカムプラザ青山で開催された、第23回カフェカブミーティングin青山。2日間トータルで400台以上のスーパーカブが集合しました。その中から、注目マシンをピックアップしてご紹介しましょう!

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両1
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両1

貴重な初期C100のボディに新開発された63ccSOHCエンジンを搭載するC65が参加していました。レッグシールド内に網棚を装着して赤いウインカーでイメージを一新してます。コカ・コーラの荷箱がスリムなボディに似合ってますね。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両2
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両2

こちらは初期のC100です。ボディの塗装からレストアされていない個体と思われますが、スポークやリム、マフラーなどのメッキが輝き手直しされたものと思われます。C100の小さなキャリアですが、上手くボックスを固定しています。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両3
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両3

初期のカブで珍しいものといえば、こちらのスポーツカブC110で決まりです。似ていますがフレームは専用設計されたブレスバックボーンで、エンジンもC100をベースにハイコンプピストンやハイカムを採用していました。明るいグリーンに塗装されてポップな印象になっていますね。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両4
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両4

SOHCエンジンになって1971年以降に生産された行灯タイプです。フルレストアされてピカピカに輝いてます。オリジナルのように見えますがメッキ・リヤショックやベトナムキャリアなどでドレスアップされています。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両5
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両5

同じ行灯を装備していますが、こちらはカモメハンドルになります。エンジンや足回りをチューニングしてあり、走って楽しいカブのようです。ロングシートとフロントのバイザーで快適性もアップさせていますね。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両6
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両6

全部で7色も使われカラフルになっています。ここまでするには全バラにしないとできないはずで、オーナーの愛着を感じますね。フロントキャリアに可愛いポーチが付いていますが、オーナーは女性の方でしょうか。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両7
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両7

ヘッドライトをはじめ、フェンダーやサイドカバーなどに角ばったデザインを採用したカスタムです。90年代に生産を終了しているモデルなのにピカピカです。角ばったスタイルだからフロントのバイザーやロングシートが似合いますね。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両8
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両8

17インチだった前後タイヤを14インチにして足つき性を向上されたリトルカブです。ステンレスマフラーを装備しているのでエンジンもチューニングしてあるのでしょう。強化リヤショックや太めのミシュランタイヤで攻められる足周りになっています。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両9
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両9

1996年にホンダアクセスから販売された外装キットのカブラ・サイドカバーを装着したリトルカブです。オレンジに全塗装してエンジンのメッキカバーやベトナムキャリアなどで輝きを取り入れてます。オシャレな外装に合わせてリヤに竹編みのバスケットを載せています。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両10
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両10

その面影を忘れさせるくらいカスタムされたリトルカブ。バーハンドル化してフロントをフェンダーレスに、薄いシングルシートとリヤフェンダーをプレス位置でカットしたことでスポーティな印象になっています。もはやカブカスタムの定番スタイルですね。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両11
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両11

こちらも大きく印象を変えたリトルカブです。アップハンドル化してツヤ消しブラックに塗装することで、アメリカンな印象さえ与えます。ユニークなのはエンジンに装着したフロントウインカーでしょうか。定番スタイルでも人と違うことをすることに意味があるのです。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両12
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両12

リトルカブが2台並んでますが、手前のマシンは半分くらいの大きさにチョップされています。シートは同じ大きさですが、フレームを大胆にカットしてヘッドライトケースの左右幅を詰め、さらに小径の8インチタイヤに変更してスケールダウンしているのです。純正を使ったフロントフェンダーの処理など、見事な技です。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両13
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両13

キャブレターモデルのスーパーカブ50もまだまだ少なくありません。ロングシートやメッキのリヤショック、ベトナムキャリアにエンジンガードなどでビジネス臭を払拭してます。バイザーを付けたヘッドライトをイエローバルブにして、レッグシールドにメッキモールを装着すると、イメージが一新されますね。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両14
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両14

キャブレターモデルをベースにNS-1用と思われるフロントフォークを、ディスクブレーキやホイールごと移植しています。ヘッドライト下に装着したオイルクーラーが象徴的で、エンジンはチューニング済みのようです。アップタイプのマフラーもスポーティですね。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両15
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両15

一転してインジェクションモデルのスーパーカブ110です。淡いブルーのボディにベージュのシートが可愛いですね。フロントキャリアに自転車用のカゴを載せて両脇にLEDライトを装着し、実用性と夜間走行の安心を手に入れています。フロントのバイザーやハンドルカバーで快適性もアップ。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両16
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両16

初代クロスカブですが、レッグシールドとサイドカバーを塗装することでイメージチェンジ。大きなフロントのバイザーとナックルガードが風からライダーを守ってくれそうです。あえてヘッドライト周りに純正色を残しているのもニクい。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両17
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両17

こちらも初代クロスカブですが、白黒カラーを取り入れることでサイドのステッカーに書かれているCP仕様にしています。この出で立ちで制服のライダーが迫ってきたら、交通違反したのかと錯覚してしまいそうですね。

第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両18
第23回カフェカブミーティングin青山:カスタム車両18

最新モデルであるC125もカスタムされたマシンが参加していました。ベトナムキャリアにバッグを取り付け、リヤに大きなメッキキャリアを装着しています。純正キャリアより高い位置になるため、リヤボックスが背もたれ代わりになりそうですね。

(増田 満)

この記事の著者

増田満 近影

増田満

複数の自動車雑誌編集部を転々とした末、ノスタルジックヒーロー編集部で落ち着き旧車の世界にどっぷり浸かる。青春時代を過ごした1980年代への郷愁から80年代車専門誌も立ち上げ、ノスヒロは編集長まで務めたものの会社に馴染めず独立。
国産旧型車や古いバイクなどの情報を、雑誌やインターネットを通じて発信している。仕事だけでなく趣味でも古い車とバイクに触れる毎日で、車庫に籠り部品を磨いたり組み直していることに至福を感じている。
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