7月31日(日)2016 F1 第12戦ドイツGPがホッケンハイムリンク(全長4,574km、周回数67周)で開催されました。
スタンドには多くのファンの方が集まり、応援しているドライバーのフラッグを掲げたりチームウェアやキャップを身に着けたりと、2年振りのドイツGPを心から楽しんでいるように感じられました(^^
母国GPでポールポジションを獲得したニコ・ロズベルグ選手(メルセデス)ですが、スタートに失敗し4番手まで後退……。逆に、最高のスタートを切ったチームメイトのルイス・ハミルトン選手(メルセデス)は、ロズベルグ選手を抜き1番手でオープニングラップを駆け抜けていきました。
2番手、3番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン選手、ダニエル・リカルド選手が続きます。
2回目のピットアウト後、ヘアピンで外側にまわったフェルスタッペン選手のインを突いたロズベルグ選手が追い抜いたのですが、フェルスタッペン選手をコース外に押し出してしまい、ロズベルグ選手に5秒のタイムペナルティが科せられてしまいます。
母国GPでポールポジションを獲得し、ファンの方もロズベルグ選手の優勝を期待していたはず。でも、レースでは散々な結果となってしまいました(涙)。やはり、母国GPというプレッシャーは相当なものだったのでしょうね。
F1ドライバーはドライビングテクニックだけでなくメンタルも強くなければいけない、過酷なスポーツだと改めて思いました。
レッドブルはチーム内でタイヤ戦略を変え、フェルスタッペン選手はSS(スーパーソフト)→S(ソフト)→S→SS、リカルド選手はSS→S→SS→SSに履き変えました。結果、2回目のピットインでスーパーソフトになったリカルド選手は、チームの指示でソフトを履くフェルスタッペン選手をパス。2位リカルド選手、3位フェルスタッペン選手でチェッカーを受けました。
せっかく前を走っていたのに、チームの指示で順位を落とすことになってしまったフェルスタッペン選手。大丈夫かなと心配していたのですが、ポディウムで行われたインタビューでは「それぞれストラテージが違った。チームとしては、2位3位になれて良かった。Wポディウムを今回目指していたし、フェラーリより多くポイントをとれて満足している。」と笑顔で話していたので一安心!
ドイツGPの優勝を獲得したのは、スタートから最後まで完璧な走りだったハミルトン選手。ポディウムでは優勝トロフィーにシャンパンを入れて飲んだりと、やることがかっこよすぎです!
そんな姿を見てリカルド選手は何を思ったのか、自分のレーシングシューズにシャンパンを入れ飲み始めたではありませんか!! 陽気なリカルド選手はとっても魅力的ですが、レーシングシューズでシャンパンを飲むってどうなのでしょうか……。新品であったことを祈るばかりです(笑)。
F1はこれから約1カ月の夏休みに入ります。次戦は8月26日(日)にベルギーの伝統サーキット、スパ・フランコルシャンで開催されます。
ドイツGPでコンストラクターズポイントをフェラーリから逆転し2位となったレッドブルがメルセデスにどこまで追いつけるのか、それともフェラーリが追い返してくるのか、今後のレース展開も楽しみですね!
ドイツGPリザルトは以下の通りです(ポイント圏内のみ)。
順位/No./ドライバー/チーム
1/#44/ルイス・ハミルトン/メルセデス
2/#3/ダニエル・リカルド/レッドブル
3/#33/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
4/#6/ニコ・ロズベルグ/メルセデス
5/#5/セバスチャン・ベッテル/フェラーリ
6/#7/キミ・ライコネン/フェラーリ
7/#27/ニコ・ヒュルケンベルグ/フォース・インディア
8/#22/ジェンソン・バトン/マクラーレン
9/#77/バルテリ・ボッタス/ウィリアムズ
10/#11/セルジオ・ペレス/フォースインディア
(yuri)