日進月歩の勢いで自動運転に関する技術が開発され、そして世に出てきているのはご存知のとおり。先日も、日産自動車が自動運転技術「プロパイロット」を新型セレナに搭載することを発表して話題となりました。
国産メーカーはもちろん、アメリカのテスラをはじめとした海外メーカーも自動運転技術の開発を進めています。
ドイツのメルセデス・ベンツもそのひとつ。自動車を初めて世に送り出したブランドとして、自動運転の分野でも高い存在感を示しています。
なかでも、今回発表された「Future Bus」は“未来のバス”というように、自動運転によるバスなのです。
自動運転技術もその多くは個人が使う乗用車に搭載するイメージが強い中、公共交通機関のバスに搭載している点がユニーク。すでにオランダで約20kmの試験運行ルートを実際に走行しています。
10数台ものカメラとGPS、レーダーを用いた「CityPilot」を搭載し、アクセルとブレーキだけでなく操舵も可能。さらに信号やトンネルに加えて、道路上の障害物も認識が可能とのこと。不測の事態に備えて、ドライバーをはじめ、運転席やハンドルを用意しているものの、大部分でドライバーを必要としないようです。