なお、「冠」から車名が命名された「カムリ」や、英語で「王冠」を意味するクラウンなど、と同じくカローラの車名の由来は「花の冠」と「冠」が命名のテーマ。同時に、かつては「C」始まる車名が重視されたと言われています。
初代カローラは、クルマのあらゆる面で80点以上を実現すべきであるという「80点主義+アルファ」の発想のもと開発。
その「+アルファ」として、クルマの走りのイメージを具現化すべく、「赤色」の内装を組み合わせ、「スポーティさ」が追求されています。また、「花の冠」をモチーフにしたエンブレムは、発売当時はカローラの象徴としてデザインされています。
9月1日から発売される特別仕様車は、カローラ「HYBRID G 50 Limited」は、カローラアクシオ「HYBRID G」がベースです。初代カローラの特徴である赤の内装シートと花冠エンブレムを復刻することで、50年の歴史が現在に再現。
非常に華やかな印象を与える「赤」のスポーツシートは、デザイン部で保管されてきた初代カローラのカラーサンプルをもとに往年の「赤」を今日の技術で忠実に再現し、シートをはじめとする内装に採用されています。
さらに、ブラックと組み合わせて配置することでモダンでありながらスポーティな室内空間を演出。また、花冠エンブレムをシートの背もたれやリヤの車名のエンブレム下に配置。
また、フロントロアグリルをドットパターンとし、Bi-Beam LEDヘッドランプが特別装備されたほか、タイヤサイズを185/55R16&アルミホイールとし、スタイリッシュなイメージも付与されています。
ボディカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」、「ブラックマイカ」の2色を設定。1.5Lハイブリッドモデルであるカローラの特別仕様車「HYBRID G 50 Limited」の価格は240万円となっています。
(塚田勝弘)