オプションのサードシートは、欧州の「グループ3」という規格でチャイルドシートとして認められているそうですが、大人が座るには乗降時の姿勢も窮屈で、座っても短時間、非常用の域を出ませんが、いざという時に重宝しそう。
荷室容量は通常時(7人乗車時)で295Lと、Bセグメントのハッチバックで最も広いくらいですが、サードシートを格納すれば770Lまで拡大できます。
さらに、荷室開口部下側を従来よりも46mm低くすることで積載性を向上させ、電動テールゲートはもちろん、足をキックするよう動かして操作する「ジェスチャーコントロール」も用意されていますから、両手が荷物などでふさがった状態でも開閉が可能。
先代のQ3は、一時日本のカタログから落ちましたが、3列シートも選べる大型SUVの選択肢は決して多くないだけに、モデルライフを全うして欲しいところです。
(文/写真 塚田勝弘)