「GT」と「S」どちらのグレードが買い? 207馬力にパワーアップしたBRZに試乗

2016年8月1日より発売されるスバルBRZの大幅改良モデルに乗ることができました。

今回のビッグマイナーチェンジでは、内外装が変化しているだけでなく、MTモデルのエンジン出力アップ(200馬力→207馬力)と、ファイナルギアのローギアード化(4.1→4.3)による動力性能やフィーリングの変化も見逃せないポイントです。

2016BRZ_GT002

もともとBRZはパワーに頼るキャラクターではありません。今回のマイナーチェンジでも、ボディ剛性アップや、それに合わせてサスペンションのセッティングも変更することにも注力しているといいます。

そうして標準車のシャシー系もレベルアップしていますが、シャシー系のアイテム(ブレンボブレーキやザックスダンパー)をグレードアップした最上級グレード「GT」が追加されるというのもトピックスのひとつでしょう(GTの発売は2016年秋予定)。

まだ発売前ということもあり、参考価格が発表されているのみですが、その価格は331万5600円(MT)。

標準仕様の価格帯243万円~297万円(MTの場合)と比べると、十分に高価に感じます。果たして、価格差だけの価値は感じられるのでしょうか。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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