自動車用バックミラーメーカーの村上開明堂は、ルームミラーにカメラモニター機能を搭載した電子ルームミラー「ハイブリッドインナーミラー」「マルチミラーシステム」を開発したと発表しました。
同製品は、室内ルームミラーのディスプレイ全面に車輌の後方および側後方の状況を映し出すモニターシステムで、従来のルームミラーにエレクトロデバイスを付加した形です。
自動車用バックミラーに関しては、最近国交省がミラーレス化を解禁することが明らかになったばかりで、それに続いて自動車用バックミラー国内最大手の同社が、新しいコンセプトの電子ルームミラーを開発していることが明らかになりました。
業界初の特殊ミラー素子によるディスプレイやカメラのデジタル化により従来製品と比べ、大幅に視認性が向上しているとしており、従来のルームミラーとカメラモニター機能を必要に応じて使い分けることができ、故障・事故などの電源喪失時や乗車前後のエンジンOFF 時には、自動で従来ミラーに切り替わる、フェールセーフ機能も備えています。
同社は、今回の「ハイブリッドインナーミラー」「マルチミラーシステム」の量産時期を2018年度を予定しています。