全車ターボとなったポルシェ911、中古車の空冷激高に続きNA(自然吸気)に予兆あり【中古車選び】

現行型の911は現在中古車市場に120台ほど流通していて、全体の平均相場はこの1カ月ほぼ横這いで推移しています。

しかし、グレードや年式を細かく見てみると、2014~2015年という高年式のGT3は平均走行距離に変化はないものの、約70万円も値落ちしているのに対して、スタンダードのカレラが約10万円の値上がり、カレラ4Sは約50万円も値上がりしています。

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流通台数が少ないので、多少のブレではないかと考えられますが、これはライトサイジング化されたターボエンジンではなく、今後稀少となる自然吸気エンジンの911に乗りたい!という動きが早くも中古車市場に表れたとも捉えることもできます。

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まだ、予兆というレベルの小さな動きなのでこのまま収まるかもしれませんが、空冷ポルシェのような値上がりを示す可能性があるので、今後注意深くチェックしていく必要があります。

「最新のポルシェが最良のポルシェ」と言われますが、オーナーにとっては最も思い入れの深いモデルが最良のポルシェということなのかもしれません。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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