2016年5月の登録車セールス、トップ3の顔ぶれはトヨタのハイブリッドカー

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■2016年5月新車乗用車販売台数ランキング(自販連発表)
1位 トヨタ プリウス 21,527台
2位 トヨタ アクア 11,225台
3位 トヨタ シエンタ 9,449台
4位 ホンダ フィット 8,771台
5位 トヨタ パッソ 6,784台
6位 日産 ノート 6,256台
7位 トヨタ ヴォクシー 5,951台
8位 ホンダ ヴェゼル 5,776台
9位 トヨタ カローラ 5,690台
10位 日産 セレナ 5,333台

フルモデルチェンジしたパッソが上位に食い込んできている以外は、あまり変化のないランキングにも思えますが、そうともいえません。

新グレード「RS」を追加するなどのマイナーチェンジを施したホンダ・ヴェゼルが前月とさほど変わらないポジションにいる一方で、ビッグマイナーチェンジから変化が見られないカローラがランクダウンしています。

このことから、常にフレッシュさを高めるように商品性を磨いていなければトップ10内を維持するのは難しいという、ユーザーの目が肥えた市場であることを、トップ10の変動から感じることができた5月といえそうです。

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
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