こういうイベントは日本に絶対に必要!!
世界有数の自動車工業国である日本だけど、クルマ文化が成熟しているかといえばそうでもない。
つまりみんながクルマを楽しんでいるかは微妙なところ。理由のひとつは、クルマを身近に楽しむ環境がないからじゃないだろうか。社会的には交通事故などクルマの負の面ばはりが強調されるし、「スピードは悪」のような風潮もあるし、サーキットのように自由に走れる環境だって少ない。本当にそれでいいのだろうか?
そんななか、公道を封鎖したクルマのイベントが多く催されるようになった昨今の状況はとっても歓迎すべきこと。5月22日に開催された 「曽爾クラシック」もそんなイベントのひとつだ。
奈良県宇陀郡曽爾村を舞台としたこのイベントの驚くべきことは、村の全面協力により村道を閉鎖しちゃったこと。
これで速度制限の問題はクリア! 基準タイムに近づけるラリー式とはいえ、4カ所のスペシャルステージでは心置きなくタイムアタックできるんだからうらやましい。
また地元交流として出走マシンによる村内パレード、住民を対象にした試乗会なども開催。イベント前日の晩は前夜祭で盛り上がり、まさに「村おこし」。
その雰囲気はぜひ動画で!
「曽爾クラシック」は今年5月の開催が第一回。来年以降も続き、さらに盛り上がるイベントになることを期待せずにはいられませんね。
(工藤貴宏)