好調メルセデス・ベンツが送る最新SUV「GLEクーペ」は、BMW X6がターゲット!?

「GLEクーペ」に用意されるのは、クリーンディーゼル仕様の「GLE 350 d 4MATIC クーペ」、「GLE 350 d 4MATIC Sports クーペ」と、メルセデスAMGの手による高出力V6エンジンを搭載する「Mercedes-AMG GLE 43 4MATIC クーペ」、トップパフォーマンスを誇る「Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC クーペ」の4グレードで、GLEと同様にディーゼルもしくはAMGというラインナップ。

SUVとクーペを融合させたようなフォルムは、このクラスではBMW X6、少し小さなクラスではBMW X4と、BMWが先行している感があります。

メルセデス・ベンツは2016年をSUVイヤーと位置づけていて、メルセデスの「SUVクーペ」は、クーペとしてのスタイリッシュなフォルムと走行性能にSUVらしい存在感と利便性を加えたモデル。

なお、日本ではGLE、GLEクーペというモデル名になりますが、今回のクーペにより、「GLE SUV」、「GLEクーペ」というバリエーションが揃ったことになります。

GLE クーペは、クーペスタイルでありながら、後席は大人でも十分に快適に過ごせる空間が確保され、最大1720Lの荷室容量(VDA)という高い積載性も誇っています。

最大の魅力であるスタイリングは、低く構えたウィンドウフレームとボディラインにより、ダイナミズムとアジリティ(俊敏性)を象徴するシルエットとされています。

短くスタイリッシュなオーバーハングを備えるフロントエンドでは、立体的デザインによるフルLEDヘッドライトに挟まれた、シングルルーバーの垂直なスポーツグリルが目を惹きます。

さらに、メルセデス独自のパワードームを備え前方へ向けて下降するボンネットは、GLEクーペがメルセデス・ベンツのスポーティなモデルラインアップであることを表現。

インテリアは、スポーティなシートとステアリングホイール、そして最新のテレマティックスシステムが特徴。オンダッシュ型ではなく、一部をインパネに一体化したCOMANDディスプレイを採用するなど、最近のメルセデス・ベンツらしい造形となっています。

ほかにも、全車に標準装備される「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムなどにより充実の安全、ドライバー支援システムが用意されています。

価格は3.0L V6直噴ディーゼルターボを積む「GLE 350 d 4MATIC クーペ」が890万円、「GLE 350 d 4MATIC  クーペ Sports」が980万円3.0L V6ツインターボを積む「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペが1200万円、5.5L V8直噴ターボを搭載する「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC クーペ」が1780万円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる