この歴史的に価値のある注目の2台が、富士スピードウェイの国際レーシングコースを走行!
これには数多くのスバルファンが大興奮しました。この記念すべき瞬間をクリッカーはスバル1000に同乗させていただき独占取材させていただきました!
スバル1000は、普段からSKCで欠かさずメンテナンスを行なっていることもあり、快調なエンジン音と共にピットを出ます。
しかし、ピットレーンでインプレッサWRC98とともに、出走を待つ間にエンジンストール!
昭和40年代のクルマにアイドリングストップがついているわけもなく、思わず緊張が走ります。
刻々と変わる天気などで、エンジンがへそを曲げるというのは最近のクルマでは考えられませんが、キャブレター式のエンジンを搭載する昭和のクルマではよくあるケースで、クルマの機嫌を伺いながら対話して走っていた時代を、緊張感たっぷりの状態で味わうこととなりました(笑)
待機していたピットレーン脇のチームの方々の協力などにより、ぎりぎり出走直前にエンジンが始動!無事にコースに出ることができ、インプレッサWRカーとのランデブーを披露しました。
2台はコースを1周したのちグリッドウォークで、数多くの来場者の目を楽しませました。
これからの自動車文化を語る上でも、スバルの歴史を語る上でも欠かせないこの2台。
三栄書房の様々な雑誌、メディアの周年祭となったモーターファンズイヤーとなったこのイベントで、水平対向エンジン50周年というスバルにとっても記念すべき年であるということを記憶に残してくれる感慨深いイベントであったといえるでしょう。
(井元 貴幸)