レッドゾーンが下がる?次期インプレッサは直噴エンジン搭載。

2016年のニューヨークオートショーで世界初公開された新型インプレッサが日本でも公開されました。まずはスタイリングやインテリアの手触りなどを日本のメディアに伝え、2016年秋の発売に向けた情報発信を始めたというわけです。

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新世代の「スバル・グローバル・プラットフォーム」を採用する次期インプレッサ。現時点ではエンジンについて『新開発の2.0リッター水平対向”直噴”エンジン』と発表されているのみで、詳細は今後のお楽しみとなっています。

とはいえ、展示された試作車にはエンジンが載っていて、きちんと自走できる模様。メーター表示を見れば、タコメーターのレッドゾーンは6200~6300rpmあたりから始まっていることが確認できました。

ちなみに、現行インプレッサが積むポート噴射の2.0リッターエンジンのレッドゾーンは6500rpmからですから、少々低回転指向に振った高効率エンジンのよう。

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現在、スバルの直噴エンジンは、独自に仕上げた直噴ターボと、トヨタと共同開発の86/BRZ用の直噴&ポート噴射の2種類となっていますが、レッドゾーンから想像するに、いずれとも違う方向性のエンジンとなっていると思われます。

新世代プラットフォームを採用する次期インプレッサですが、ボディサイズが拡大することもあり、大幅に軽量化するということはないといいます。

それでいて、レッドゾーンが低回転に振られているということは、トルク型で扱いやすいパワートレインになっていると予想されるのです。

もちろん、燃費など環境性能についても新世代にふさわしいレベルとなっていることが期待できる新型エンジンとなりそうです。

(写真・文 山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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