独BMWグループは、米国でカーシェアリングサービスを行うReachNow社を設立しました。当面はシアトル市でカーシェアリングサービスを行います。
今後は、2016年内にサービスを3都市に拡大し、さらに北米の10都市でのカーシェアリングサービスに拡大する計画のようです。
現状の使用車両としてReachNow社は「BMW i3」、「BMW 3シリーズ」、「MINI Cooper」など370台をシアトル市内に配置しています。シアトル・タコマ国際空港にもサービスエリアを拡大する予定とのことです。
ReachNowアプリをダウンロードしてスマホかPCから登録するだけでカーシェアを利用できるようになります。
このサービスでは、ユーザーが指定した時間と場所に配車され、指定された住宅地内の駐車場、一般駐車場、公共駐車場などに返却することが可能です。予定より時間がかかった場合でもアプリから時間延長できるというサービスもあります。
初期登録料は39ドルで、利用料は走行中が0.49ドル/分となっています。オープン記念で現在は初期登録料は無料、走行料金は0.41ドル/分のキャンペーン料金を展開しているようです。
日本でも駐車場のタイムズ24がカーシェアリングサービスを展開しており、安さ・利便性をアピールしています。
一方ReachNow社は、BMWというブランドのプレミアム性を訴求してカーシェアを展開する狙いのようで、今後のカーシェアリングサービスの動向に注目が集まっています。
(山内 博・画像:ReachNow)