スバルが世界一危険とも言える公道サーキットに挑戦します。
スバルとレーシングファクトリーでお馴染みのプロドライブが現行のWRX STIをベースに製作したタイムアタック専用車で、オートバイレースで名高い「マン島」を駆け抜ける非常にチャレンジングなものなのです。
マン島のコースはオートバイレース「マン島TT」使用される島の外周コース、1周60.7km、200を超えるカーブと海抜0mから396mという高低差が激しい「公道」です。
路面のコンディションも褒められたものではなく、ほんの僅かのミスが言葉通り「命取り」になってしまいます。
スバルは、そんな危険を承知の上で、英国ラリードライバー、マーク・ヒギンズの腕に全幅の信頼を置き、2011年と2014年にWRX STIの市販車にレース用安全装備を追加し、2回とも成功しています。
そして今年は、現行のWRX STIをベースにプロドライブ社がツーリングカー選手権クラスのモデファイを施した「マン島トライアル専用車」で2014年の記録19分26秒(平均速度187.3km/h)の更新だけではなく、同年のマン島TTでホンダCBR1000RRを駆るブルース・アンスティが記録したレコード17分6秒682を狙うぐらいの意気込みをこの純白のマシンから感じ取れます。