トヨタブースでは、100台限定で販売されてあっという間に完売した『86GRMN』を展示。
オートサロンで展示されたコンセプトモデルや開発テストで使用されたプロトモデルまで揃い、発売に至るまでの進化の過程が見られました。
プロトタイプでは付いていたエンブレムが市販車では不採用になっていたり、サイドガーニッシュがカーボン仕様になるなど、その違いを比べられたので、おもしろかったのではないでしょうか。
ちなみに86GRMNはボディ上面をカーボン化することで、車重を約30kgダウン。これにより補強を入れることが可能になり、ボディのねじり剛性を180%まで向上しているそうです。
リヤを中心に剛性が引き上げられており、足まわりは柔らかめなので、乗り心地も決して悪くないとのこと。匠による手作業で組み上げられ、1日2台しか作れないのは有名な話ですよね。ドライカーボンも自社生産しているというから驚きです。
お次は三菱ブース。ファイナルモデルのエボⅩは、ラリーアートのスポーツマフラーやエアクリーナーを入れたブーストアップ仕様です。最大ブースト圧は2.2kg/㎠(一度オーバーシュートさせて、1.5kg/㎠で安定させているそうです)で、約380psというパフォーマンス。
エアロやECUはテスト&サービスの製品が装着されるなど市販パーツのみでまとめられているので、予算さえあれば誰にでもマネできちゃいます。また、アウトランダーPHEVではメインステージに電源供給を行なうデモを実施しました。
ブースではラリーアートやテスト&サービスのオリジナルパーツを特価販売。
なかでも一番人気だったのはラリーアートの車検書カバー。レッドステッチをあしらったカーボン柄となっており、とってもレーシーで質感もバッチリ。こちらは20%オフの6000円で販売されていました。
スバルブースに展示されたのは、400台限定で販売されたS207。
WRX STIをベースにカーボンスポイラーや6ポットブレーキで武装したこちらも、発売と同時に完売した人気モデル。もともと高性能なWRX STIをチューンしているのですから、その速さ&楽しさは想像以上。エンジンはフルバランス取りするほか、ボルト&ナットのトルク管理も徹底して行なっているとのことでした。カタログでみえない部分にまでこだわっているんですね。
また、STiパーツがてんこ盛りのレヴォーグも注目を集めていました。このデモカーは4月にデビューしたばかりのエキゾーストシステムを装着済み。
これにより排圧を45%低減し、0-60km/h加速であきらかな違いを体感できるそうです。さらに純正より1インチアップにも関わらず、1本あたりの重量が2kg以上軽くなるという新作の19インチホイールもイチ押しとのことでした。
スズキからは走り好きのハートをくすぐる2台。『いま、マニュアルに乗る。』のキャッチコピーを引っさげて登場した新型アルトワークスと、人気のFFホットハッチであるスイフトスポーツが展示されました。
いずれもキビキビとした走りが堪能できる手頃なモデルとあって、熱心にクルマの隅々までチェックしている来場者を多くみかけました。当日は、アルトワークス&スイフトスポーツの5LАPワンメイクレースも開催されたので、それに触発されたユーザーさんも多かったのではないでしょうか。