トヨタ「高齢者が元気になるモビリティ社会」実現を目指す

TMFはこの事業に今後3年間で総額約3億6千万円の支援を予定しており、中山間地域に居住する人々が移動の自由を享受するとともに健康で豊かな暮らしの実現に向け、名古屋大学や地域とともに共同研究を実施していくとしています。

TOYOTA(出展 トヨタ自動車)

豊田章男理事長は「クルマが誕生以来、10億台以上が世界各地を走っているものの、世界には自由な移動を手にしていない人々が多く存在しており、豊かな地域に住む人々に限られたものであってはならない。」としており、その状況を変えたいと考えているそうです。

また今回の事業では「中山間地域の高齢者など多くの人々が“自由に移動する喜び”を感じることができるモビリティモデルの一つとなり、そのモデルが日本中の数多くの中山間地域のコミュニティ活性化につながっていくことを願っています。」とコメント。

今後も、トヨタの技術・安全・環境に関する専門知識を活用しながら、大学や政府、NPO や調査研究機関等と連携し、都市部の交通課題の解消、パーソナル・モビリティ活用の拡大、次世代モビリティ開発に資する研究などの取り組みをさらに拡大していく考えのようです。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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