GSユアサは、同社のEN規格(欧州統一規格)鉛蓄電池「LN1」が、4代目新型プリウスの補機用鉛蓄電池に採用された、と発表しました。
EN規格鉛蓄電池は、日本で一般的なJIS規格の鉛蓄電池よりも高さが低いため、車高を低くした車両に向くという特長があり、重心を低くして走行性能を高めることを目指した4代目新型プリウスに採用されたものと考えられます。
ただし、EN規格は欧州の寒冷な気候に合わせた規格であり、温暖化が進む日本での使用するには改良の必要があります。
今回の「LN1」は、日本の気候風土に合わせて、かつJIS規格の安全性にも合致した「日本仕様のEN規格鉛蓄電池」として同社が開発した、ということです。
また、2015年発売のシエンタHVには「LN0」、アルファード・ヴェルファイアHVには「LN2」が採用され、「日本仕様のEN規格鉛蓄電池」の採用が増えており、同社では、EN規格鉛蓄電池のラインアップを拡充する予定です。
(山内 博・画像:GSユアサ)