3列シートを標準装備する新型ボルボXC90の使い勝手はどうか?

フロントシートは電動化され、ランバーサポートは4ウェイ、電動クッションエクステンションが用意されるほか、「Inscription」系にはベンチレーション、マッサージ、電動バックレスト・サイドサポートが装備されています。

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セカンドシートは、12cmのスライド、7段階のリクライニングが可能で、4ゾーンエアコンやシートヒーターのほか、2列目中央席には先代同様「インテグレーテッド・チャイルドクッション」が用意されています。

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こちらは、座面を持ち上げることでシートベルトを適切な位置にするだけでなく、前方にスライドすることでフロントシートに近づけることが可能。

2列目の座り心地は、欲をいえばもう少し座面と背もたれに厚みがあり、シートのホールド性もあるとベストですが、先述したように足元と頭上空間だけでなく、シートサイズやヒール段差(フロアからヒップポイントまでの高さ)も不足を感じさせません。

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積載性は、パワーテールゲート(バンパー下の足の動きで開く、ハンズフリー機構付)に加えて、エアサスペンション装着車には車高調整機能もありますから、背の高い大型SUVでも比較的低めのフロア高となるのも美点。

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荷室容量は、ガソリン車が通常時314L、サードシート格納時692L、3列目と2列目格納の最大時が1868Lと広大なだけでなく、フラットで使いやすいのも魅力。なお、プラグインハイブリッドモデルは通常時262L、3列目格納時640L、最大時1816Lが確保されています。

(文/塚田勝弘 写真/佐藤靖彦)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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