豪クイーンズランド州に本社があるドミノ・ピザ・エンタープライズは、自動運転デリバリーロボット(Domino’s Robotic Unit)、通称「DRU(ドリュー)」を発表しました。
すでに一部で試運転を開始しており、今後は世界中のドミノピザに展開を予定しています。このような自動運転でピザを配達するデリバリーロボットは世界初ということです。
ドリューのサイズは、高さ922mm(最大約1185mm)、車幅740mm、奥行き1030mm、重量約190kgで、低部に四輪を持ち、上部にキャリーボックスが備えられています。充電バッテリーで動く電動車で、スタート地点から目的地まで最適なルートを自律的に選び、主に歩道を走行します。
約20kmの距離を配達できる走行距離を備えており、スピードを周囲の状況に応じて自動制御することができます。車体に備えられたセンサーで障害物を認識し、障害物を回避することもできます。
ドリューのキャリーボックスには、出来立てのピザと冷たいドリンクを収納する棚が設けられており、目的地で顧客が商品注文時にメールで受け取ったコードを入力すると、ドリューのキャリーボックスが自動で持ち上がり、商品を取り出すようになっています。
近い将来、日本国内のドミノピザでもドリューによるピザの配達が始まるかもしれません。
(山内 博・画像:ドミノピザ)