石井デザイン部長は、「カタチの意味」、「DNAの意味」、「機能の意味」の3つの意味を掲げ、その3つが重なる領域を具現化したものを「スバルならではのデザイン」として紹介。
抽象的で少し分かりにくいですが、スバルは「技術で価値の両立に挑戦」した過去から、「クロスオーバー デザインで新しい価値を創造」してきた現在、そしていまから2020年以降の未来は「新時代のライフスタイル デザイン」を探求するとしています。
その未来は、「堅牢性」+「遊び心」+「スポーティ」+「室内空間」というキーワードを具現化したものを目指すそうです。
デザインを個別に見ていくと、顔であるフロントマスクは「SUBARU FACE DESIGN」と呼び、いわゆる「ヘキサゴングリル」を中心に「コ」の字型のヘッドライトで印象的なものとして、スバル車共通のイメージを構築。
また、全体のフォルムやディテールは、2013年からスタートされている「DYNAMIC(躍動感)」×「SOLID(塊感)」がテーマで、コンセプトカーの「VIZIV 2」、「VIZIV GT」、「VIZIV FUTURE」、そして新型インプレッサまで反映され、今後も発展・進化していくとしています。
また「DYNAMIC×SOLID」を掲げる新型インプレッサ(コンセプトカー)については、「サイドウインドウ下端が切れ上がったデザインが採用されているようだが、斜め後方の視界確保はどうなるか?」という質問がありました。
石井氏は「DYNAMIC×SOLIDデザイン」を採用した新型インプレッサ(コンセプト)は、コンセプトカーのためサイドウインドウは小さくしているが、市販モデルの新型インプレッサは現行インプレッサよりもサイドウインドウは小さくなる傾向あるが、それでも他メーカーよりも大きく斜め後方視界は良好で、カメラなどのサポートも併せて窓ガラスの視界性能と「DYNAMIC×SOLIDデザイン」の両立ができているそうです。
(塚田勝弘)