神戸製鋼所、水素ステーション総合テストセンターを新設

神戸製鋼所は、水素ステーションのシミュレーションを行う「水素ステーション総合テストセンター」を同社高砂製作所内に新設する、と発表しました。投資額は約5億円で、今月中旬に完成する予定です。

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今後、FCVが本格的に普及するにつれて、水素ステーションでの充填台数やバス・トラックなど充填量の多い車両の増加、航続距離拡大の必要性などが想定され、充填圧力の高圧化や様々な充填パターンへの対応が必要と考えられています。

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実際に米国や欧州では、充填量の拡大のため高圧化に対応した法規制が進展しており、国内においても今後同様の流れになるものと想定されます。

神戸製鋼所においても、様々な条件で機器を検証するため本センターを設置し、将来的にはシステム全体の検証を実施するために水素製造設備の設置も検討している模様です。

神戸製鋼所は、水素ステーション用圧縮機において国内定置式水素ステーション向けに17件の納入実績、約30%のシェア(16年1月時点)を有するトップクラスのメーカーです。

3月2日(水)から4日(金)まで開催されたFC EXPO2016 (第12回国際水素・燃料電池展)において、神戸製鋼所は今回の「水素ステーション総合テストセンター」の概要やHyAC、HyAC mini 、DCHE等をパネル展示を行いました。

(山内 博・画像:神戸製鋼所)