50年前、奇しくも私が生まれた年ですが、カローラが誕生し、本格的なモータリゼーションが始まったとも言われる頃です。
その1966年に富士スピードウェイは初めてのレースを開催したのです。
それから50年、自動車は庶民にまで普及し、レースはその速さを極め、バブルの華やかな時代とその崩壊を経験し、失われた20年を経て今に至っているというところでしょうか。
そんな50周年を記念して、往年のドライバーや名車が一堂に会した記念式典が富士スピードウェイで行われました。
ただ50年を振り返って、「昔は良かった」と懐かしむだけの会ではありません。これを機に、4kカメラも使用したコース監視システムの刷新、グランドスタンドの改修、車いす観戦エリアやグループシートの新設、女性なども意識した「温水便座」いわゆるウォシュレットの増設など、アップデートも抜かりがないことを公表しています。
また、記念企画は盛りだくさんです。ロゴマークを制定し、50年史の発刊、レストランORIZURU内に記念ブースの設置、オリジナルミニカーや懐かしい「FISCO」ロゴのグッズ販売、各レースでの50周年特別賞の贈呈、パドックパスのプレゼント、記念冊子の無料配布、2017年3月12日に記念感謝祭「Fuji Ronderland Fes!」の開催など思いつく限りのイベント、特典など満載です。
そして、トークショーでは、舘信秀さん、寺田陽次郎さん、関谷正徳さんが登壇。勝又さんの名司会のもと、舘さんは「オープン前の富士スピードウェイに、金網を破って潜り込んで走った」とカミングアウト! 時効とはおっしゃってましたが、すごい過去ですね。
最近、サーキットって行ってないな、という人も、いままでレース場って敷居が高くて・・・と思ってた人も、今年の富士はウェルカムムードがさらにアップしているので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
かくいう、三栄書房グループも、来る4月24日に一大イベント「モーターファンフェスタ in 富士スピードウェイ」を行います。入場無料(※要駐車場代)ですのでご参加お待ちしております。
(clicccar編集長 小林 和久)