より遠くに出かけたくなるランドローバー・ディスカバリー

「ContiVikingContact 6(コンチ・バイキング・コンタクト・シックス)」というスタッドレスタイヤを履いたディスカバリーHSEには、鹿島槍スキー場周辺を中心に公道を走りましたが、4輪独立式のサスペンションはストローク感があり、雪上でもなかなか上質な乗り味を見せてくれます。

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公道では滑り出す気配もなく、4輪電子制御トラクションコントロールやヒルディセントコントロール、ヒルスタートアシスト、そして路面状態によって走行モードを変えられる「テレインレスポンス」により幅広い道路環境に即座に対応してくれます。

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また、特設の雪上コースを走らせる機会はありませんでしたが、モーグル(コブ)で片輪が浮いてしまうようなシーンでも独立式サスペンションでも不安はないはずで、自動車高調整機能付クロスリンク電子制御エアサスペンションと「テレインレスポンス」により高い接地性と走破性を確保。

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エンジンは3.0LのV6スーパーチャージャーで、機械式過給器らしく中・低速域から力強い加速感を披露してくれますから、郊外路で速めのペースで走っても余裕十分。高速道路を巡航する機会はありませんでしたが、クルーズコントロール(ACC)も搭載されていますからロングクルージングも非常に楽なのではないでしょうか。

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大人にとっては非常用の域は出ませんが、子どもなら実用になりそうなサードシートも備えており、貴重な7人乗りSUVとして予算が許せば(715万〜840万円/限定車のぞく)長く付き合いたくなる本格オフロード4×4といえるでしょう。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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