エアレース開幕直前、秘密兵器投入に「待った」がかかったチーム室屋。「それでも、総合3位を目指す!!」

順調に準備を進めていた新型ウィングレットの使用に「待った」が掛かり、開幕戦時点からの使用は認められない事になりました。

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以下はミーティング前日の室屋選手のコメントになります。

レッドブル・エアレース開幕戦アブダビまで、あと3週間となりました。
昨年2015年シーズンは、2016年の総合優勝を目指して準備に徹してきました。

その成果が後半戦に現れ、後半4戦中3戦はファイナル4まで安定して勝ち進むことが出来るチームが出来上がりました。

そして2016年。目標を総合優勝に定めました。優勝宣言には極めて大きな勇気と裏付けが必要です。トップ3に入るためには、気合いと根性だけでは通用しません。心技体のバランスが大事であり、メンタル、飛行技術、身体+機体の全ての要素において、計画的に準備を行ってきました。

その中でも機体は、ウルトラCが必要と考え、一年間をかけて大型のウィングレットを設計、審査、修正という長い長いプロセスを経て、2015年10月についに承認を受けました。

この切り札を持って、目標を総合優勝に定めました。

そして、1月にウィングレットが完成しテストの直前にレースコミッティーから突然のストップがかかります。審査担当者が変わった事により、強度計算などの論理的な理由なく、使用が認められなくなったのです。現在も対応を協議中でもありますが、膨大な努力を費やしてきたチームメンバーは、茫然自失。チームは予算も使い果たしていて崩壊寸前まで追い込まれました。

一方で、昨年からウィングレットを導入している他のチームはそのまま使用できる見込みで、極めて不利な状況での開幕となります。

それでも、我々は総合表彰台(3位以内)を目指します。

極めて苦しい戦いが予想されますが、必ず乗り越えていきます。

ご声援よろしくお願いいたします。

室屋義秀

(Facebook掲載原文のまま 室屋選手ご本人の転載了承済)