一方、米国ではシビックの4ドア「セダン」が現在も継続販売されており、昨年11月にはフルモデルチェンジされた10代目セダンが投入されました。
さらにロサンゼルスオートショー15ではシリーズとなるクーペモデルも既に公開されています。
この米国向け新型シビックシリーズには新開発のプラットフォームが採用されており、リヤサスペンションがトーションビーム式からマルチリンク式に改められるなど、全体的に大きな進化を遂げています。
そうしたことから、欧州向け「ハッチバック」モデルについても新プラットフォームに統一する動きがあるようです。
それを物語るかのように2月10日、欧州ホンダが3月のジュネーブショーに出展予定の新型シビック「ハッチバック」のティザー画像(リヤビュー)を公開しました。
同社によると、この新型シビック「ハッチバック」を2017年初めに欧州市場に投入するとしており、北米などグローバルでの販売を予定しているそうです。
注目されるのは、その特徴的なリヤビューが米国向け新型「セダン」のリヤビューに酷似している点で、そこからはこのモデルが新型シビックのシリーズモデルであることが透けて見えて来るのです。
つまり、欧・米向けに個別に意匠されていたシビックが新プラットフォームの採用を機に一連のシリーズとして統合されることを意味しているようです。