VWが開発部門の組織刷新!顧客からの信頼回復を目指す

テクノロジー、品質、費用、日程、コスト管理などの責任所在が様々な部門に分散していたことから、「スモールカー」、「コンパクトカー」、「ミッド&フルサイズカー」、「BEV(バッテリー式電気自動車)」の4組織に集約。

その上で「ストラトジー&プロダクト部門」を新設、各組織を担当するマネージャーをサポート、その責任範囲には、モデルチェンジのタイミングの決定や、主要な製品関連イベントのコーディネーションなどが含まれるとのこと。

Volkswagen(出展 フォルクスワーゲン)

これにより、組織の構造と責任の所在がより明確になり、複数のモデルシリーズを担当する各組織に権限と責任が束ねられ、各個人の責任感、イニシアチブ、チームとしての団結力が強化されるとしています。

また、今回の組織改革はデジタル化、電気モビリティ、顧客ニーズの変化などから生じる将来の市場の要請に対応していくためのものでもあるそうです。

フォルクスワーゲンブランドに変化をもたらす重要な施策であり、ブランドの力が強化され、収益力が高まることで将来のニーズをも満たす強固な製品ラインナップが作られていくとしており、開発業務が大幅に加速することを期待していると言います。

年内に「Golf VIII」を前倒しで発表するとみられるフォルクスワーゲン。新体制による同社の今後の変化が注目されます。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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