1月14日に受注を開始し、2月からの納車を予定しているという「BMW X4 M40i」は、「BMW M135i」、「BMW M235iクーペ」に続く「M Performance Automobiles」の第3弾で、いわゆる「M」モデルではありませんが、BMW M社のチューニング技術はしっかりと反映されています。
新開発となる3.0Lの直列6気筒BMW M Performanceツインパワー・ターボ・エンジンは、「X4 xDrive35i」の3.0Lの直列6気筒エンジンをベースに、ターボ・チャージャーの加給圧を高めるとともに、吸気抵抗の低減を実現。
トランスミッションは専用チューンの8速スポーツATを搭載。最高出力360ps/5800rpm、最大トルク465Nm/1350-5250rpmを発生し、0-100km/h加速は4.9秒という俊足ぶりが光ります。
シャシーもBMW M社によるスポーティなチューニングが施されていて、インテリジェント4輪駆動システム「xDrive」はもちろん専用設定で、スポーティな専用チューニングが施された電子制御式ダンパー「ダイナミック・ダンピング・コントロール」などによりシーンを問わずダイナミックな走りが可能だそう。
後輪により大きな駆動力を配分する同モデル専用設定の「xDrive」と「パフォーマンス・コントロール」は、ステアリングの切れ角やホイールの回転速度などの車両データから、オーバーステアやアンダーステアなどの兆候を察知すると、システムが電子制御式多板クラッチを装備したトランスファー・ギアボックスを介して瞬時に前後アクスルへの駆動トルクを可変配分するというもの。
さらに、キャンバー角が増加された専用設定となるダブル・ジョイント・スプリング・ストラット式フロント・アクスルが、よりクイックなハンドリング特性を実現し、スポーティな設定のスプリングと増強された前後のスタビライザーが高速コーナリングにおいて卓越したドライビング・ダイナミクスを達成しているとしています。
専用チューンの「ダイナミック・ダンピング・コントロール(電子制御式ダンパー)」は「ドライビング・パフォーマンス・コントロール」の走行モードを変更することにより、サスペンションをさらにスポーティな設定、または快適な設定に変更することが可能。
安全装備は「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」をはじめ、「前車接近警告機能」や「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」など、BMW最新の最新安全装備を用意。
気になる価格は、スペックにふさわしい?863万円という値付けで、とにかく平凡なSUVなんかに興味はないという向きにアピール? する一台となっています。
(塚田勝弘)