【東京オートサロン2016】東京モーターショーで評判だったRX-VISIONがオートサロンに登場

東京オートサロンが開催されている幕張メッセ。その幕張メッセ駐車場に最も近いホール1の一番奥にあるのがマツダブースです。

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マツダブースは昨年登場し、日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたND型ロードスターをメインにCX-3、アテンザのカスタムカーを展示しています。ブースの入口にはプレイステーション3専用のドライビングシミュレーションゲーム「グランルーリスモ6」に登場するバーチャルスポーツカー、マツダLM55ビジョングランツーリスモが鎮座しています。昨年のグッドウッドフェスティバルオブスピードでは日本車で唯一ル・マン24時間レースを制したマツダ787Bとともに展示されていたクルマで、787Bのリスペクトとともに、マツダの飽くなきチャレンジ精神から生まれた未来のビジョンである、ル・マン24時間レースでの完全勝利を見据えて作られたモデルです。

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そのマツダLM55ビジョングランツーリスモを囲むように様々なカスタムカーが並びます。赤のロードスターはグローバルMX-5Cupです。この車両は2016年カラアメリカを皮切りにスタートする「マツダ・グローバルMX-5カップ」の参戦車両です。世界統一レギュレーションでスタートするロードスターのレースシリーズ車両で、すでに90台のオーダーを抱えて土日も休まず製作しているそうです。エンジン、トランスミッションはノーマルで、コンピューター、排気システムそしてスリックタイヤ、ダンパー、ブレーキはレース専用の指定部品を装着します。
白のロードスターはNR-Aレーシングスペックです。昨年登場したND型ロードスターをロードスターワンメイクレース「ロードスター・パーティレース」使用に仕上げた一台で、このままレースに参加できる仕様となっているため。レース参戦のハードルを下げてくれます。

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そして黒のロードスターはRSレーシングコンセプト2016です。ブラック&レッドのマツダスピード製のエアロパーツを装着したエクステリアと車高調サスそしてパフォーマンスバーを装着することで、日常ユースを犠牲にすることなくサーキット走行でも満足できる高バランスを実現しています。レーシングコンセプト2016はロードスターだけでなく、CX-3やアテンザも展示されています。

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ブースで開催されたプレスブリーフィングでは、ロードスターを使用した様々なレースを開催し、モータースポーツをより発展させていくこと。そして昨年発足したwomen in motorsportsプロジェクトをより、進化させ、3年計画でトップクラスのレースに参戦できるドライバーを養成していくことが、井原慶子さんから発表されました。自身も昨年は控えていたレース活動を再開するという宣言もありました。井原さんはデイトナ24時間レースに参戦予定のLMP2レーシングカーのシェイクダウンにも参加しています。

ブース中央にあるステージ上には東京モーターショーで世界初公開されたRX-VISIONが幕張のオートサロンでも展示されています。マツダの飽くなき挑戦の結晶であるロータリーエンジン。その夢の北極星がこのRX-VISIONであり、実現させるために全力で取り組んでいくとのことです。スカイアクティブテクノロジーによって新車販売が好調なマツダ。市販車だけでなく、Be a driverの進化させるためにレーシングカーの開発にも余念がないようです。

(萩原文博)

 

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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