【東京オートサロン2016】豊田章男社長がニュルブルクリンク24時間耐久レースにかけてきた想いとは?

当時NSXで参戦していたドライバーの木下隆之がモリゾウをパスしたシーンでは、聞こえないはずの木下氏の「お先に!」という声が届いたような気がするというエピソードも明かしてくれました。

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長年ニュルに参戦していた木下氏は、トヨタ(GAZ00 Racing)が参戦すると聞いて「せっかく日本のホンダが良くなってきたから、正直トヨタには来て欲しくなかった」という当時の心中を披露。

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その心は、ドイツの地で日本のメーカーが軽い気持ちで参戦してかき回して欲しくない、というものだったようですが、成瀬氏からは真剣にやると言われたとそうです。

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また、レース前の装備品のチェックで、モリゾウ(豊田章男社長)も重い装備品を抱えて列に並んでいるのを見かけた木下氏。「秘書とか他の人にお願いすればどうですか?」と聞くと、モリゾウは「ニュルに出た意味がない」と答えたことからその本気度がうかがえたそうです。

(塚田勝弘)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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